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旅行、日記、思ったこと、なんでも気まぐれに書くブログです。 travel, diary, my items, my opinions, everything!


by ximiro

踊りが好きな血筋

親子 兄弟姉妹って イヤでも似るものです。
ひみちゃんの血筋で 誰もが確実に受け継いでいるのは 祭りが好き 踊りが好き ということ☆

日常的にも たとえば消防車などが通りかかり 近所で止まったら 走って追いかけ 火事場を突き止めに行きます。 もっとも それも この辺りの住民どうしの間では たいして珍しくない光景です。

こういう部分 県外出身者のちいちゃんには非難されますが これって理屈じゃありませんから 仕方ありません。
ひみ家と ひみ側の親戚一同が住んでいる地域は 『夏男と夏女の集まり』 だと 言い換えてもよいでしょう。 汗ダクダクが楽しい♪
今はまだ梅雨時ですが 7月に入り 少なくとも ひみちゃんと こうちゃんは既に 血の気の多いモードに切り替わりました☆

夏は お祭りがたくさんあります。 地域内の神社の縁日だけでも 4つあります。 物心ついた頃から お神輿を担いだり 山車を引いたりするので みんなの心に 楽しくて 大事な行事だという感覚が 根付いていると思います。

ひみちゃんは幼稚園児の頃 日本舞踊を習っていました。 小学校に上がり だんだん学習塾などを優先するようになり やめてしまったけれど 嫌いではありませんでした。 幼稚園のお遊戯でも 日舞のおかげで踊り方が綺麗だと 大勢の方から褒めていただいたので 自分でも得意がっていました。 もし今でも続けていたら けっこう本気だったかもしれません。

この経験の影響なのか 着物も好きなほうです。 お祭りや花火大会の日に 大きな街に出かけて いわゆる
『インスタント浴衣』
を だらしなく着ている娘っ子を見かけると 情けなく許せない気持ちになります。

っていうか インスタント浴衣って何よ?
初めて見た時は こんな物を買う人がいることに驚きました。
ひみちゃんや 地域内のお友達で 本物の浴衣を持っていない人はいません。 ひみちゃんも含め 半分くらいの子は 浴衣くらいなら おばあちゃんや お母さんから教わって 帯も自分でしめられますよ☆

ひみちゃんの住んでいる地域では 踊り イコール 盆踊りです☆
今の時代 都市部では 一部のサークルの方々だけが踊っていらっしゃる地区もあるようですね。
ここでは 盆踊り会場に行かない人のほうが 
『えっ! どうして!? どこか具合が悪いの?』
・・・などと言われます。

お盆のために帰省していても 同じ地域内であれば帰省先の区域の会場で踊ったり 可能であれば 盆踊りに間に合う時間までに 自宅に帰宅します。

中学生くらいになると 友達と待ち合わせをして お互いの区域をハシゴして踊ります。
この 『ハシゴ』 には すごく面白い効果があります☆
時々 他の区域で 自分の区域では踊られていない曲に出会うことがあります。 すると その振り付けを教わって 音源のコピーももらって 『輸入』 することができるんです。

それくらい 盆踊りは 踊って当たり前のものなので 老若男女 ここで生まれ育った人で 踊り方を知らない人を探すほうが 大変なくらいです。 ベテランさんたちは 踊りの振り付けをいかにアレンジするか または いかに正確に綺麗に踊るか ということに燃えています。

区域によっては 和太鼓の叩き方も 男女問わず 子供の頃に教え込まれます。
これは とても良い取り組みです。 これをやらずに長年過ぎた区域では 踊り方は知っているのに太鼓の叩き方を知らない人だらけになり 高齢になったおじいさんたちが ふぅふぅ言いながら叩いています。 ここ数年 慌てて20代を集め 一夜漬けのように教え始めましたが 間に合うのでしょうか。。。

ひみちゃんは子供の頃に教わりましたが そのあと 子供に教えていない区域に引っ越しました。
盆踊りは 5時間×3日あるので 限られた人数の太鼓担当のおじさんたちは 意外なところから現れた叩き手を 
『利用しないテはない♪』
とでも思ったのかしら?
本当のところは 今となってはわかりませんが とにかく おじさんたちが疲れてくると
『特別に 叩かせてあげるよ~☆』
なんて調子で 叩かせてもらい? 叩かされ? ました。

女なので 二十歳を過ぎたくらいから 残念ながら やぐらには登らせてもらえなくなりましたが 今でも 大人のくせに下手っぴな男の人を見ると
『おまえ何やってんだ! 代われ!』
・・・って言いたくなってしまって 非常な我慢をします。


先月 大変ショックな事実が判明しました。
今年は ひみちゃんの実家が新盆で ひみちゃんも喪中なので なんと 盆踊りを踊れないそうなのです!
そんな決まり? しきたり? が あるなどとは 露ほどにも知らなかったのですが ひみママいわく
『踊れるワケないでしょう! みっともない!』

・・・かくいう本人は
『踊らないけれど 見学には行く』
だそうです。
会場に入ってしまったら最後 見学では済まされないことは 明白なんですけどね~♪

考えてみれば 運動が苦手なひみちゃんでも ダンスなら・・・ というのと その中でも ヒップホップなどではなく フラを選んだことも こういうルーツがあるからなのでしょうね。


今日 すごく驚く話を ひみママから聞きました。

おばあちゃんが先週 足の骨を折り 昨日手術を受けました。 年齢的 体力的に 多少の命のリスクを負うものでした。
その おばあちゃんが 手術室まで運ばれる際 看護師さんに (まるで遺言のように?) 言ったそうなのです。

『私は 生まれ変わったら タカラジェンヌになりたい。』

今まで おばあちゃんが 宝塚ファンの片鱗を匂わせる発言をしたことは 一度もありませんでした。
突然 何を言い出すのやら って感じでした。
でも よ~く思い返してみると 60代か70代前半くらいの頃 いきなりジャズダンスのカルチャースクールに通い始めたことがありました。 半年と続かずにやめてしまっていたので みんな忘れていました。
当時は 練習着にレオタードを着たい と言い出して ジャージで十分だから やめてくれと みんなで止めたことを 思い出しました。

やっぱり おばあちゃんにも 同じ血が入っていたのですね☆
驚いたけど なんだか安心しました。 やっぱり それでこそ ひみちゃんのおばあちゃんです♪

by ximiro | 2009-07-08 00:26